鎌倉散策「建長寺~亀ケ谷切通し~海蔵寺」(2017.03.29)
鎌倉散策の続きです。前回はこちら。
鶴岡八幡宮に沿うように北上する道をひたすら歩いていきます。
このルートはものすごい上り道なんですね……地図を見ただけじゃ流石に勾配はわからないので、果てしなく続く坂道に気が遠くなりました。
考えてみれば、このルートで北鎌倉まで行けるので山登りをしているようなものですね。
鶴岡八幡宮から15分~20分ほどで到着です。
建長寺です。残念ながらオカメザクラはもう散ってしまいました。
ですがそのすぐそばで、次は私の出番とばかりにソメイヨシノが咲き始めています。
建長寺を後にし、亀ケ谷切通しから海蔵寺へ向かいます。
亀ケ谷切通しは鎌倉七切通しのひとつだそうです。かなり勾配のある道ですが、舗装されているので歩きやすいです。
昔の人もこの山道を歩いて生活していたのかと思うと、何だか感慨深いものです。
平日だったせいかこの日は通行する人がほとんどおらず、地元に住んでいる方が犬の散歩をしていたりときおり二輪車が通るくらい。
緑の生い茂る山道はとても静かで、自然と穏やかな気持ちになります(といいつつ膝はガクガクで何度か足を吊りそうになりました……)
ニョキニョキと等間隔に新芽が出ています。
山を切り開いて道を通した場所なので道の左右は緑に囲まれていますが、こういったフェンスがいたるところに設置してあります。今もなお人の手でしっかり管理されている証拠ですね。
建長寺から徒歩約15分。海蔵寺の山門を無数の白いレースのような花が彩っています。
ユキヤナギです。
一つひとつの花はとても小さいですが、これだけのボリュームがあるとかなりの迫力です。
海蔵寺も花海棠が有名なお寺のひとつで、残念ながらこちらも蕾ばかりでしたが、濃いピンク色が目に鮮やか。この場所で満開になったら、さぞ素敵な光景が見られることでしょう。
椿もたくさん咲いていましたが、あえての落椿。
水路の映り込みと椿とコケがいいなと思って撮ったんですが……青々とした葉がちょっと邪魔でしたね。なかなか思うようにいきません。
気づけば、建築物の写真がほとんどありませんでしたね。
(あるにはあるのですが、見せられるようなものがほとんどなくてですね……)
植物を撮るのとはまた違った難しさに悪戦苦闘。いい感じに撮れるよう精進して参ります。
次はまた違う季節に訪れようと思います。
そうやって何度も訪れたくなるのは、古都だからでしょうか。